平日10時~19時30分
土日10時~17時00分
(祝日休み)
「エムアールアイ債権回収という会社から通知が届いた」 「聞き覚えのない会社だが、架空請求だろうか?」 「自宅に訪問された形跡がある」
このようなご相談が増えています。
聞き慣れない社名かもしれませんが、エムアールアイ債権回収は、「エポスカード」などの滞納債権を管理している会社です。
この記事では、エムアールアイ債権回収から請求が来た際の正しい対処法と、絶対にやってはいけない注意点について解説します。
この記事を読んでわかること
最終取引から5年以上経過しているなら時効で解決、5年以内なら任意整理の分割交渉で解決できる。
エムアールアイ債権回収に身に覚えがない方は、エポスカード(ゼロファーストや旧丸井の赤いカード)の支払いの可能性が高いです。
主にグループ会社であるエポスカードを滞納している場合に、債権譲渡や回収委託を受けて請求をしてきます。
| 商号 | 株式会社エムアールアイ債権回収 |
|---|---|
| 本店 | 東京都中野区中野3丁目34番28号 |
| 設立日 | 2004年11月25日 |
| 資本金 | 5億円 |
| 営業許可 | 法務大臣許可第93号 |
当初は郵便での督促ですが、無視を続けていると、実際に調査員が自宅まで訪問してくるケースが多々あります。
不在の場合でも、ポストに「ご連絡のお願い」や、ピンクの封筒に入った手紙が投函されていることがあります。
家族と同居されている方は、借金の事実が知られてしまうリスクが高まります。
エムアールアイ債権回収の電話番号である0120120101から着信が入るケースもあります。
エポスカードに登録されている電話番号の情報が引き継がれています。
無視していると繰り返し電話がかかってくる可能性もあります。
債権がエムアールアイ債権回収に移っている時点で、信用情報機関(CICやJICC)には「延滞」や「異動」といった事故情報(いわゆるブラックリスト)が登録されている可能性が高いです。
事故情報は完済から5年間は残ります。
事故情報が登録されている間は下記の制限があります。
支払いを滞納している期間は、完済するまで遅延損害金で借金が増えていきます。
エポスカードの遅延損害金の利率は、キャッシングで年率20%・ショッピングリボで年率14.6%です。
100万円のショッピングリボを1年放置していると約14.6万円増える計算です。
滞納状態が続くと、エムアールアイ債権回収が法的手続き(裁判・強制執行)をとる場合があります。
ます、裁判所から訴状や支払督促が届きますが、これを無視すると、相手の主張通り一括払いの判決が確定し、その後、給与や預金口座が差し押さえが可能になります。
勤務先を知られている場合に対象となります。手取り額の4分の1が、完済するまで毎月差し押さえられます。(※手取りが44万円を超える場合は、33万円を超えた全額)
銀行名と支店名を知られている口座が対象です。特に、引き落とし設定をしている口座は狙われやすい傾向にあります。差し押さえの時点で入っている全額が回収されます。
借金の時効とは
借金を5年以上返済していない場合に、支払い義務を無くす法律で認められた手続きです。
ただし、5年経過しただけでは、自動的に時効にはならないため、「時効を主張する」旨を相手に伝える「時効援用」という手続きが必要です。
時効が認められないケース
司法書士法人黒川事務所では、あなたの借金問題を低価格で解決するご支援をしています。相談無料で分割払いOKなので毎月100人ほどご依頼いただいております。お困りであればぜひこの機会にご相談ください。
支払督促を受け取ったら、2週間以内に裁判所へ異議を提出する必要があります。
同封の「異議申立書」に、「異議がある」「分割払いを希望する」と記載して提出しましょう。
異議を出すと、通常の裁判で分割払いを話し合うことになります。
下記の「訴状」が届いた場合の対応と同様です。
訴状を受け取ったら、答弁書を提出し、分割払いの交渉を行います。
同封の答弁書に「希望する分割内容」を記載し、期日までに裁判所へ提出します。
指定された期日に出廷し、分割払いの話し合いをします。
裁判所では、司法委員という方がエムアールアイ債権回収との間に入って和解の話を取り持ってくれます。
答弁書を出しても、当日欠席すれば「一括払い」の判決が出る可能性が高いです。
出廷できない時は、事前にエムアールアイ債権回収へ電話し、和解交渉をするか早めに弁護士や司法書士に依頼しましょう。
エムアールアイ債権回収(旧ゼロファーストから債権譲渡)が自宅に訪問し、ポストに書類が投函されており、当事務所に時効の援用を依頼。
投函されていた書類には「最終利用年月日」が平成17年3月と記載。元金約50万円:遅延損害金約120万円の合計170万円で請求されていました。
最終利用年月日から支払いをしていないとのことでしたので、5年以上経過していることが明らかだったので、「時効を援用します」と内容証明を代理で送付して解決しました。
エムアールアイ債権回収が支払督促を提起し、受け取られてすぐに当事務所に相談にこられました。
当事務所で、「分割で払いたい」内容の異議を提出したところ、すぐに支払督促は取り下げられました。
そして、エムアールアイ債権回収からエポスカードに管理が戻りました。
その後、エポスカードと分割払いで和解し返済を再開しました。
エムアールアイ債権回収に債権が移っている場合でも、弁護士・司法書士が介入するとエポスカードに債権が戻る扱いが多いです。
黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)
東京司法書士会所属:登録番号第4230号
簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号
行政書士(登録番号第19082582号)
ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)
経歴: 平成19年に個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動
著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある
企業理念は『あなたの借金問題解決を低料金でサポートしたい!』です。
業界トップクラスの低料金であなたの借金問題解決を全力でサポートします!
司法書士法人黒川事務所
代表者 黒川聡史
東京司法書士会所属
簡裁代理権法務大臣認定
平日10時~19時30分 /土日10時~17時00分 (祝日休み)いつでもお気軽にお電話ください
司法書士法人黒川事務所
平日10時~19時30分
土日10時~17時00分
(祝日休み)
(新宿オフィス 新宿駅7分)
東京都新宿区新宿2丁目5-1 アルテビル新宿7階