【渋谷オフィス】東京都渋谷区渋谷3丁目7-3第1野口ビル5階 【横浜オフィス】横浜市西区北幸2丁目5-13西口幸ビル505

平日10時~20時

土日10時~17時
(祝日休み)

まずは無料相談から

0120-913-596

ご来所の際には、予約が必要です

債務整理など借金返済に関するご相談は業界トップクラスの安い報酬

自転車操業の末路とは?クレカ多重債務が招くリスクと抜け出す方法

借金の返済が苦しくなると新たな借り入れを繰り返してしまい、自転車操業に陥る人が少なくありません。

 

自転車操業を続けていると借金が借金を呼ぶようにして膨れ上がってしまい、返済不能となる可能性が非常に高いです。悲惨な末路を回避するためには、早めに根本的な解決方法を検討することが重要となります。

 

そこで、この記事では、自転車操業を続けた場合の末路をご紹介するとともに、自転車操業に陥る原因や抜け出す方法も解説します。

この記事でわかること

  • 自転車操業は借金地獄の始まり、 返済のための借金を繰り返し、借金が増大する
  • 自転車操業は収支の崩壊や甘い認識が原因、抜け出すには収支を見直し、新たな借金をしない強い決意が必要
  • 自力返済が困難なら、早めに専門家へ相談し債務整理で根本解決をする
自転車操業の末路

自転車操業とは

自転車操業とは

自転車操業とは、借金を返済するために新たな借金をすることを繰り返す状態のことです。

 

返済が苦しくなると追加で借り入れをして、枠が一杯になると他の金融機関からも借りて返済に充てるというように、「借りては返す」を繰り返すようになれば、自転車操業に陥っています。

 

ペダルをこぎ続けないと倒れてしまう自転車のように、借金をし続けないと返済できず破綻してしまう状態のことを、比喩的に「自転車操業」と呼んでいます。

自転車操業を続けた人の末路

自転車操業を続けると、以下のように段階を踏んで苦しい状況に追い込まれていきます。

借金が膨れ上がる

返済のために借り入れをすると、新たな借金にも利息が付くため、返済の負担が増加します。かつ、返済に充てたお金も全額が元金に充当されるわけではなく、一部は利息に充当されてしまいます。

 

そのため、返済を継続していても元金は減らないどころか逆に増えてしまい、さらに利息も付くことに注意が必要です。

 

借りては返す自転車操業を続ければ続けるほど、利息が利息を呼ぶようにして借金が膨れ上がることになりがちです。

借入先が増える

返済が苦しくなったとき、借入枠が残っていれば、追加の借り入れをして返済に充てることが可能です。

しかし、それを繰り返していると、やがて枠一杯まで借りてしまい、その金融機関からは借りられなくなってしまいます。

 

このとき、別の金融機関から借り入れ、その金融機関でも枠一杯になるまで借りてしまい、さらに3社目の金融機関からも枠一杯まで借り入れ、その後も借りられる限り、同じことを繰り返してしまう人が多いです。

 

各社の借入枠が50万円だとすると、当初は1社に対して50万円以内だった借金が、3社目で枠一杯まで借りた時点では元金だけでも150万円となってしまいます。元金が大きくなると、利息の負担も増大するのは当然のことです。

 

このように、自転車操業を続けると借入先が次々に増えるケースが非常に多く、それに伴い、借金がみるみるうちに膨れ上がっていきます。

借り入れも返済もできなくなる

借金総額が膨れ上がると、やがて総量規制の影響で、どこからも借り入れができなくなってしまいます。それまで借り入れに頼って返済してきたのであれば、返済もできなくなってしまうでしょう。

 

その場しのぎの自転車操業を続けていると、「これ以上はどうにもできない」という限界が必ず訪れるのです。

ブラックリストに登録される

ブラックリストに登録される

返済ができなくなり、2~3ヶ月続けて滞納すると、ブラックリストに登録されてしまいます。

 

正確にいうと、各金融機関が加盟しているJICCやCIC、KSCといった信用情報機関に事故情報が登録され、キャッシングやクレジットカードの申し込みなどの信用取引の審査に通らなくなります。

 

ブラックリストに登録されると、新たな借り入れができないだけでなく、以下のデメリットが生じることにも注意が必要です。

 

  • クレジットカードの新規作成ができなくなる
  • 手持ちのクレジットカードもやがて強制解約となる
  • 各種ローンを組めなくなる
  • スマホ端末を分割払いで購入できなくなる
  • 他人の債務の保証人になれない

財産を失う

長期間にわたって滞納を続けると、債権者から裁判を起こされることがあります。

判決で支払いを命じられても支払えなければ、強制執行手続きにより、給料や預貯金を差し押さえられる可能性が高いです。

 

また、ローンの滞納によって財産を失うこともあります。住宅ローンを滞納すると自宅が競売にかけられることがありますし、自動車ローンを滞納すると、その車をローン会社に引き揚げられることがあるので、注意しましょう。

闇金や闇バイトに手を出す

何とか返済を続けようとして闇金や闇バイトに手を出す人もいますが、絶対にやめておきましょう。

 

闇金から借りると法外な利息を要求されるため、返済はほぼ不可能です。返済できなければ脅迫的な取り立てや悪質な嫌がらせを受けるため、普通に生活をすることも難しくなります。

 

闇バイトのほとんどは重大かつ悪質な犯罪行為なので、手を出してしまうと初犯でも重く処罰される可能性が高いです。闇バイトに応募して個人情報を伝えてしまえば、途中で辞退すると報復するなどと脅されてしまいます。

 

闇金や闇バイトには、最初から手を出してはいけません。

夜逃げをする人も

借り入れも返済もできなくなり、どうしようもないと考えて夜逃げをする人もいますが、これも絶対におすすめできません。

 

夜逃げをしても、債権者は住民票などを調査して督促してきます。

 

住民票を移さずに夜逃げをすると以下のようなリスクが生じる可能性があるため、非常に苦しい生活を余儀なくされてしまいます。

 

  • 新たに就職にも影響する
  • 子どもの転校の手続きができないことがある
  • 賃貸住宅を借りにくい
  • 健康保険証が使えない
  • 免許の更新ができない
  • 選挙で投票できない
  • その他、さまざまな行政サービスを受けられない

 

また、夜逃げしていると、常に他人の目を気にしながら生活することになるでしょう。その上に、借金から逃げ切れる可能性は低いので、メリットよりもデメリットの方が大きすぎると言わざるを得ません。

自転車操業に陥る原因

自転車操業に陥った人のほとんどは、「気がついたら自転車操業に陥っていた」と仰います。

 

しかし、突き詰めて考えると、自転車操業に陥る原因として以下の3点が挙げられます。

金利の仕組みを理解していない

借金や利息についての理解不足

自転車操業に陥った人の多くは、金利の仕組みを理解できていないようです。借金に金利がかかることは知っていても、「元金+利息」で具体的にいくら返済しなければならないのかを考えていないことが多いのです。

 

また、低金利のローンを利用できる状況でも、消費者金融からの借金やクレジットカードのキャッシングなど、高金利での借り入れを安易に利用することが多い傾向もあります。

 

さらに、毎月の返済額を抑えられるという理由で、リボ払いを利用する人も多いです。しかし、リボ払いでは、支払ったお金の大部分が利息の返済に充てられて元金はあまり減らず、結局は返済の負担がかえって重くなりやすいことに注意が必要です。

収支のバランスが崩れている

借金をすると翌月負担が増える

収支のバランスが崩れていることは、そもそも借金をしてしまう大きな原因のひとつでもあります。

 

その後も収支を改善できなければ、返済に充てるお金が足りずに、追加で借り入れをしてしまうことになるでしょう。

 

借金をすると返済が始まるので、支出は今までよりも増えます。そのため、家計の収支を見直して、最低限の返済資金は確保しなければなりません。

その場しのぎの対策に終始している

金銭感覚がマヒ

返済が苦しいときに、その場しのぎの対策に終始すると追加の借り入れのみに頼ってしまい、自転車操業に陥りやすくなります。

 

当初は「追加で借りるのは今回だけ」、「今後は頑張って自力で返済しよう」と考えていても、自力で返済するための方策を具体的に考えず、追加の借り入れを繰り返してしまう人が多いです。

 

やがて、借金に対する感覚が麻痺して借りることへの抵抗がなくなり、気がついたら自転車操業に陥っているのです。

自転車操業から抜け出す方法

自転車操業から抜け出すことは、不可能ではありません。しかし、そのためには以下のように、強い決意と正しい行動が必要です。

新たな借金はしないと決意する

新たな借金はしない

まずは、新たな借金はしないと決意することが重要です。

 

借金をしてしまう理由はさまざまですが、本来は自分の収入だけで生活すべきものです。やむを得ずに借金してしまった場合には、少しずつでも返済を続けて完済しなければなりません。

 

先ほど「自転車操業を続けた人の末路」でご紹介したリスクを十分にご確認の上、「これ以上は借金を増やさない」という決意を固めましょう。

家計の収支を見直す

家計の収入を見直す

自力で返済していくためには、家計の収支を見直すことが重要となります。

 

家計簿をつけるなどして家計の収支を正確に把握すれば、多くの場合はムダな支出が多いことに気付くはずです。

 

支出を減らすためには、特に以下の3点を見直すと効果的です。

 

  • 固定費の削減(家賃の安い物件への引っ越し、格安スマホへの変更、不要な保険の解約など)
  • 食費の節約(外食を減らす、自炊をする、弁当や水筒を持参するなど)
  • 娯楽費の見直し(不要なサブスクの解約、飲み会の回数を減らすなど)

収入を増やす

収入を増やす方法を検討する

可能であれば、収入を増やすことも検討してみましょう。

 

給料が高い会社への転職を検討するのもよいですし、残業を増やしたり、アルバイトを探して兼業したりするのもよいでしょう。

 

不要品を売却したり、インターネットを利用して自宅でできる副業を初めてみたりするのもおすすめです。

 

ただし、借金の返済は長丁場になることが多いので、体を壊さないように無理のない範囲内で検討することが大切です。

借り換えやおまとめローンを検討する

借り換えやおまとめローンをする

返済の負担を減らすためには、借り換えやおまとめローンを利用するのもひとつの方法です。

 

「借り換え」とは、今の借入先よりも金利が低い金融機関から借りて、そのお金で今の借入先に完済することです。

金利が低くなる分、毎月の返済の負担が軽くなります。

 

借り換えを利用して、それまでの借金をすべて完済し、債務を一本化する商品のことを「おまとめローン」といいます。

 

おまとめローンを利用すれば、毎月の返済額が大幅に減ることもありますが、返済期間は長期化することが多いです。金利が今までより低くなっても返済期間が長くなれば、トータルで見ると、かえって利息の支払額が増える傾向にあります。

 

そのため、おまとめローンを利用した場合は、できる限り繰り上げ返済をして早期の完済を目指すことが大切です。

公的支援を利用する

どうしてもお金が足りない場合には、金利が高い金融機関からの借り入れではなく、公的支援を利用できないかを確認してみましょう。

 

国や各地方自治体では、低所得の方を対象として、一定の条件の下に無利子または低金利での貸し付けや、各種給付金などの公的支援制度が整備されています。一例として、次のようなものが挙げられます。

 

  • 生活福祉資金貸付制度
  • 住居確保給付金(家賃補助)
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

 

他にもさまざまな公的支援制度がありますので、お住まいの自治体の福祉窓口に相談してみるとよいでしょう。

親族に援助を依頼する

親族などで身近に頼れる人がいる場合は、返済への協力を依頼することも視野に入れましょう。

 

援助してもらったお金を返す必要があるとしても、通常は利息がかからないため、金融機関からの借金を抱えたままにするよりは、返済の負担が大幅に軽減されます。

 

返済が遅れたとしても、金融機関のように厳しく督促したり、裁判や差押えをしたりされる可能性も低いです。ブラックリストに登録されることもありません。

 

ただし、約束どおりに返済できず迷惑をかけてしまうと、人間関係にヒビが入るおそれがあることには注意が必要です。

援助してもらった後は、家計をしっかりと見直すなどして返済計画を立てて、確実に返済していくことを心がけましょう。

債務整理を検討する

自転車操業の解決は債務整理を検討する

以上の方法で自転車操業から抜け出すめどが立たない場合には、無理をせず債務整理を検討した方がよいでしょう。

 

債務整理とは、一定のルールに従って債務を減免することにより、借金問題を解決することが可能な手続きの総称です。

具体的には、主に次の3種類の手続きがあります。

 

  • 任意整理…債権者と直接交渉し、今後の返済額や返済期間を決め直す手続き
  • 個人再生…裁判所の決定により借金が1/5程度にまで減額され、3年の分割で返済する手続き
  • 自己破産…裁判所の決定により、借金の返済義務がすべて免除される手続き

 

どの手続きを選択すべきかは状況により異なりますが、状況に合った手続きを行うことで、借金問題は解決できます。

債務整理のメリット

債務整理に抵抗があるという方も多いことでしょう。

しかし、自転車操業から抜け出すためには債務整理が一番有効な解決方法です。

 

そこで、ここでは債務整理のメリットをご紹介します。借金問題を解決するために、債務整理のメリットをしっかりと確認していきましょう。

督促や返済が止まる

債務整理を始めると債権者からの督促と返済が止まります。

 

弁護士または司法書士に債務整理を依頼した場合は、ただちに受任通知が送付され、それが債権者に届いた時点で督促と返済が止まります

 

債務整理の手続きが完了するまでは借金から完全に解放されるわけではありませんが、督促と返済が止まることで、落ち着いた生活が戻ってくるでしょう。

生活にも余裕が出てくるはずです。

借金を減免できる

債務整理をすれば借金が減免されます。

 

任意整理では基本的に元本は全額残りますが、利息は免除されることが多いので、借り換えやおまとめローンをした場合よりも返済の負担が大幅に軽減されます。

 

個人再生では、元本と利息を含めて1/5程度にまで減縮されるので、多額の借金を抱えた場合でも生活を立て直すことが可能です。

 

自己破産では、一定の条件を満たせば、返済の負担がゼロになります。

 

任意整理と個人再生では債務が一部残りますが、終わりが見えない自転車操業とは異なり、終わりが明確に見えてきます

根本解決が可能

自転車操業はその場しのぎにしかならないのに対して、債務整理によって根本解決が可能となることは、言うまでもないでしょう。

 

家計を見直すなどして自力で返済に努めることも根本解決につながることですが、完済するまでには、強い決意のもとに、長期間にわたる努力を要します。

その間、経済的にも苦しい生活を強いられることがほとんどです。

 

このような生活に耐えきれず、結局は再び自転車操業に陥ってしまう人も数多くいます。

 

その点、債務整理では無理なく生活できるように借金が減免されますので、比較的短期間で根本解決が可能です。

 

自転車操業に陥り、「終わりが見えない」と感じているなら、債務整理を検討してみることをおすすめします。

まとめ

借りては返す自転車操業を続ければ続けるほど返済の負担が重くなっていきますので、完済は困難になっていきます。

 

早めに根本的な解決方法を検討しなければ、裁判や差押えなどの末路を迎えることにもなりかねません。

 

自転車操業が始まったら、まずは「もう借りない」と決意し、家計の収支を見直すなどして自力での返済に努める必要があります。

 

しかし、状況によっては自力での返済が難しいこともあるでしょう。そんなときは、その場しのぎの対処法ではなく、根本的な解決方法を検討すべきです。

 

債務整理を視野に入れれば、状況に応じて最善の解決方法が必ず見つかります

一人で悩まず、早めに司法書士などの専門家にご相談の上、根本解決を目指しましょう。

この記事の執筆者

執筆者 司法書士黒川聡史

黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)

東京司法書士会所属:登録番号第4230号

簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号

行政書士(登録番号第19082582号)

ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)

経歴: 平成19年に渋谷で個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動

著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある

司法書士法人黒川事務所が選ばれる理由

企業理念は『あなたの借金問題解決を低料金でサポートしたい!』です。
業界トップクラスの低料金であなたの借金問題解決を全力でサポートします!

司法書士黒川聡史 書籍の案内

司法書士法人黒川事務所
代表者 黒川聡史
東京司法書士会所属
簡裁代理権法務大臣認定

  • 業界トップクラスの安い費用
  • 着手金不要分割払いOK
  • 借金問題専門で15年以上の実績
  • 解決した依頼人は12000人以上。現在は年間約1500人の方から依頼(曖昧な相談実績ではなく実際の依頼件数)
  • YouTubeで債務整理をわかりやすく発信(こちら)

まずは無料相談からはじめましょう

0120-913-596

平日10時~20時 /土日10時~17時 (祝日休み)いつでもお気軽にお電話ください

【電話相談をお願いしている3つの理由】

①オーダーメイドなアドバイス

電話相談なら、相談者様の状況に合わせた具体的なアドバイスが可能

メールやLINEでは、限られた情報の範囲内での回答となる

②リアルタイムで疑問や不安を解消

電話相談では、その場で疑問や不安を解消できる

③スピーディな対応

お急ぎの方は、次のステップへの案内も迅速に対応できる

司法書士法人黒川事務所

0120-913-596

  平日10時~20時
  土日10時~17時
  (祝日休み)

(渋谷オフィス 渋谷駅3分)
東京都渋谷区渋谷3丁目7-3
第1野口ビル5階
(横浜オフィス 横浜駅5分)
横浜市西区北幸2丁目5-13西口幸ビル505