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銀行ローンの任意整理で特に注意する3つのポイント

銀行カードローンの任意整理のポイントと注意事項を解説

銀行のカードローンを任意整理する際は、3つの注意点(リスク)があります。

 

1.口座凍結されて借金と給料が相殺されるリスク

2.和解が厳しい保証会社に債権が移るリスク

2.同じ銀行で住宅ローンを組んでいる場合の住宅に影響が出るリスク

 

この記事では、銀行カードローンの任意整理のメリット・デメリットや上記リスクの回避方法と事前準備ついて詳しく解説します。

この記事を読んでわかること

  • 銀行のカードローンを任意整理すると同じ銀行の口座が凍結される

  • 給与振込口座が対象の銀行なら、事前に振込先を変更する

  • 保証会社に債権が移り、保証会社と和解交渉する

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銀行カードローンの任意整理のポイント

カードローンがある銀行に預金や住宅ローンがある方、給与が振り込まれる方は、消費者金融やクレジットカードの任意整理にはない、特有の注意事項があります。

事前に準備をしてから任意整理を開始しましょう。

1. 給与振込口座が対象の銀行なら、振込先を変更する

給料の振込口座を変更する

銀行カードローンの任意整理で給与振込口座が対象になっている場合、まずやるべきことは、給与の振込先を別の銀行へ変更することです。

 

なぜなら、専門家が銀行へ任意整理の通知を送ると、その銀行の口座が凍結され、給与が引き出せなくなるリスクがあるからです。

 

具体例

✅ 問題なし

  • A銀行で借入、B銀行に給与振込 → B銀行の口座はそのまま利用可能

❌ 注意が必要

  • A銀行a支店で借入、A銀行b支店に給与振込 → 別の銀行に振込先を変更する必要あり

2. 保証会社が代位弁済すると、債権者が変わる

代位弁済で保証会社に債権が移る

銀行カードローンの任意整理では、銀行ではなく、保証会社と交渉を行います。

 

これは、任意整理を開始すると、まず保証会社があなたの代わりに銀行へ一括返済(代位弁済)し、その後の交渉相手が銀行から保証会社へ移るためです。

 

保証会社によっては、長期分割払い(60回払いなど)に応じない場合があるため、事前に保証会社がどこか確認が必要です。

銀行に電話をしてカードローンの保証会社を確認しましょう。

3. 住宅ローンと同じ銀行のカードローンは任意整理から外す

住宅ローンと同じ銀行のカードローンは、原則として任意整理の対象から外す必要があります。

 

なぜなら、銀行側が住宅ローンを維持したまま、カードローンのみの任意整理に応じるケースはほとんどないからです。

 

この場合の解決策としては、カードローンは手続きから外し、他の借金のみを任意整理するか、住宅ローン特則を利用した個人再生を検討することになります。

 

対策

  • 住宅ローンがある銀行のカードローンは任意整理しない
  • 住宅ローン特則を利用した個人再生を検討する

 

※A銀行に住宅ローンがあり、B銀行でカードローンの場合、B銀行のカードローンを任意整理をしてもA銀行の住宅ローンは無関係です。

4. 銀行が発行しているクレジットカードを手続きする場合

銀行のキャッシュカードにクレジットカード機能がついている場合もあります。

 

この場合は、2つのケースがあります。

①銀行キャッシュカード+クレジットカード会社のカードが一体

 例)三井住友銀行と三井住友カード。みずほ銀行とクレディセゾン

②銀行キャッシュカード+銀行が発行するクレジットカードが一体

 例)三菱UFJ銀行のスーパーICカード。横浜銀行のバンクカードなど

 

①のケースはカードが一体になっているだけなので、クレジット利用分だけを任意整理することができます。

クレジットカード会社に受任通知を出して手続きをしますので銀行は手続とは無関係です。

②のケースでは、クレジット利用分を任意整理する場合も銀行に対して受任通知を送付して手続きすることになります。この場合は銀行の任意整理の注意事項が該当します。

銀行カードローンの任意整理のメリット・デメリット

銀行カードローンの任意整理のメリット

銀行カードローンの金利は消費者金融より低めですが、それでも年10%〜15%の利息を支払っているケースが多いです。


任意整理を行うと将来の利息が減免されるため、総支払額を減らせるという大きなメリットがあります。

 

具体例

✅ 50万円を14.6%で借入・毎月1万円返済の場合

  • 任意整理しない場合:78カ月(6年半)で 総返済額 約77万円(利息27万円)
  • 任意整理した場合:50万円の元本のみを返済

 

✅ 90万円を12.6%で借入・毎月18,000円返済の場合

  • 任意整理しない場合:72カ月(6年)で 総返済額 約128万円(利息38万円)
  • 任意整理した場合:90万円の元本のみを返済

 

利息をカットすることで 数十万円単位の負担軽減 になるため、任意整理をするメリットは十分にあります。

銀行カードローンの任意整理のデメリット

銀行カードローンの任意整理のデメリット

デメリット

❌ 預金口座が一時凍結される → 事前に口座の現金を引き出す必要がある

❌ 保証会社によっては長期分割に応じない場合がある → 事前に保証会社を銀行に問合わせて確認する

❌ 借入金額が大きいと、毎月の返済額があまり下がらない可能性がある

●保証会社は消費者金融?それともクレジットカードの会社?

保証会社が「アコム」「新生フィナンシャル」などの消費者金融系か、「オリコ」「三井住友カード」などの信販系かによって、交渉の難易度が大きく異なります。

一般的に、消費者金融系の保証会社は交渉が厳しい傾向にあり、信販系の会社は比較的長期の分割に応じてもらえます。

銀行カードローンの任意整理は増えている

銀行カードローンの任意整理増加

総量規制により消費者金融やクレジットカードのキャッシングの借入限度額に制限ができたことにより、総量規制の対象外の銀行から借りる人が増えています

 

また、インターネット経由で手軽に借りれるネット系銀行での借入も増えています。

当事務所に依頼される方の3割くらいが銀行カードローンの任意整理で、近年増加傾向にあります。

銀行カードローンの任意整理についてよくあるご質問

銀行カードローンを任意整理する際に、よくあるご質問をご紹介します。

銀行カードローンの任意整理はメリットありますか?

メリットはあります

グレーゾーン金利ではないので過払い金はありませんが、任意整理後(和解後)の利息をカットしてくれるので任意整理するメリットはあります。

注意事項はありますか?

給与振込口座と同じ銀行を整理する場合は事前に給与口座を変更する

整理する銀行と同じ銀行に給与が入金されると債務と相殺される可能性がありますので、同じ銀行を任意整理する場合は事前に振込先を勤務先に変更してもらう。

同じ銀行で住宅ローンとカードローンがある場合、カードローンのみ任意整理できますか?

住宅ローンに影響が出ないようにするためには、同じ銀行のカードローンも任意整理しないほうがいいでしょう。

解決が難しい場合は、住宅ローンを残す個人再生もありますので、そちらを検討する必要があります。

任意整理の対象にした銀行の普通預金口座は今後も使えませんか?

原則、保証会社による代位弁済が終わった後は使用しても問題ありません。

銀行のカードローンには保証会社がついています。保証会社が代位弁済した後は、銀行には債務がありませんので口座を利用しても相殺されることはありません。

まとめ

銀行カードローンの任意整理は総支払額を減らすメリットがありますが、給与口座の変更や預金の引き出しなど、事前の準備が必要です。

 

また、住宅ローンと同じ銀行のカードローンは任意整理が難しいため、個人再生も選択肢として検討しましょう。


保証会社と交渉することになるため、 事前に保証会社も確認し専門家に相談しながら手続きを検討することが大切です。

この記事の執筆者

執筆者 司法書士黒川聡史

黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)

東京司法書士会所属:登録番号第4230号

簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号

行政書士(登録番号第19082582号)

ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)

経歴: 平成19年に個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動

著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある

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  • YouTubeで債務整理をわかりやすく発信(こちら)

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