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銀行カードローンを任意整理する際は、保証会社との交渉を通じて将来の利息をカットし、最大60回ほどの分割払いで和解を目指します。
しかし、銀行カードローンの任意整理は、通常の消費者金融やクレジットカードの任意整理とは異なる注意点もあります。
本記事では、銀行カードローンの任意整理におけるポイント、メリット・デメリット、注意点について詳しく解説します。
任意整理の手続きをする銀行に住宅ローンとカードローンの両方がある場合は注意が必要です(A銀行で住宅ローンとカードローン両方あるケース)。
住宅ローンを組んでいるとカードローンの金利が優遇されるなどの特典があることから、両方利用されているケースも増えています。
この場合に、住宅ローンと分離してカードローンだけ任意整理できれば問題ありませんが、通常は対応してくれません。
住宅ローンと同じ銀行のカードローンは、任意整理の手続きから除外することになります。
もしくは、住宅ローン特則を利用した個人再生を検討することになります。
対策
※A銀行に住宅ローンがあり、B銀行でカードローンの場合、B銀行のカードローンを任意整理をしてもA銀行の住宅ローンは無関係です。
銀行のキャッシュカードにクレジットカード機能がついている場合もあります。
この場合は、2つのケースがあります。
①銀行キャッシュカード+クレジットカード会社のカードが一体
例)三井住友銀行と三井住友カード。みずほ銀行とクレディセゾン
②銀行キャッシュカード+銀行が発行するクレジットカードが一体
例)三菱UFJ銀行のスーパーICカード。横浜銀行のバンクカードなど
①のケースはカードが一体になっているだけなので、クレジット利用分だけを任意整理することができます。
クレジットカード会社に受任通知を出して手続きをしますので銀行は手続とは無関係です。
②のケースでは、クレジット利用分を任意整理する場合も銀行に対して受任通知を送付して手続きすることになります。この場合は銀行の任意整理の注意事項が該当します。
銀行カードローンの金利は消費者金融より低めですが、それでも年10%〜15%の利息を支払っているケースが多いです。
任意整理を行うと将来の利息が減免されるため、総支払額を減らせるという大きなメリットがあります。
具体例
✅ 50万円を14.6%で借入・毎月1万円返済の場合
✅ 90万円を12.6%で借入・毎月18,000円返済の場合
利息をカットすることで 数十万円単位の負担軽減 になるため、任意整理をするメリットは十分にあります。
整理する銀行と同じ銀行に給与が入金されると債務と相殺される可能性がありますので、同じ銀行を任意整理する場合は事前に振込先を勤務先に変更してもらう。
解決が難しい場合は、住宅ローンを残す個人再生もありますので、そちらを検討する必要があります。
銀行のカードローンには保証会社がついています。保証会社が代位弁済した後は、銀行には債務がありませんので口座を利用しても相殺されることはありません。
黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)
東京司法書士会所属:登録番号第4230号
簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号
行政書士(登録番号第19082582号)
ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)
経歴: 平成19年に渋谷で個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動
著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある
企業理念は『あなたの借金問題解決を低料金でサポートしたい!』です。
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代表者 黒川聡史
東京司法書士会所属
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