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【借金まとめたい】おまとめローンと債務整理を比較!失敗例と注意点を解説

債務整理とおまとめローンの比較。おまとめローンの失敗例も紹介

借金の返済に困ったとき、「おまとめローンで借金一本化する」か「債務整理する」か、どちらを選べば良いか悩むものです。

 

当事務所にも、そういったご相談が寄せられるケースが少なくありません。

正解は状況によって異なり、「絶対にこちらが良い」という答えはありません。

 

この記事では、借金をまとめる2つの方法「おまとめローン」と「債務整理(任意整理)」を比較し、それぞれのメリット・デメリット、典型的な失敗例と注意点を解説します。

この記事を読んでわかるこ

  • 借金をまとめる方法は「おまとめローン」と「債務整理(任意整理)」の2つ
  • おまとめローンは返済総額が増えるがブラックにならない
  • 債務整理(任意整理)は返済総額を減らせるがブラックになる
  • おまとめローンの典型的な失敗例は追加で借入をしてしまうこと

借金をまとめたいときの2つの方法とは?

複数の借入先からの借金をひとつにまとめ、返済の負担を軽減する方法には、大きく分けて「おまとめローン」と「債務整理(任意整理)」の2つがあります。

おまとめローン(借金一本化)

おまとめローンとは

おまとめローンとは、複数社からの債務(借金)を1社に一本化するためのローンです。

 

たとえばA社50万円、B社50万円、C社100万円、D社80万円の合計280万円の借金をしている人が、E社で280万円を借りてA~D社の借金を完済します。

すると借金はE社の280万円一本にまとまります。

 

あとはE社のみに返済を継続し、完済したら借金がなくなります。

返済日が月1回になるため管理がしやすくなり、現在の借入先より低い金利で借り換えられれば、利息の負担を減らせる可能性があります。

債務整理(任意整理)

任意整理

債務整理は、借金の減額や免除、支払計画の見直しなどによって借金問題を解決する方法です。

 

その中でも「任意整理」は、裁判所を介さず借入先の会社と直接話し合い、返済条件を変更してもらう手続きです。

 

一般的には、今後の利息をカットしてもらい、残債務を3年~5年の分割払いで完済することを目指します。

 

おまとめローンのように利息が発生し続ける状態にはならず、返済総額を大きく減らせるメリットがあります。

 

ただし、任意整理をしても借金が一本化されるわけではなく、引き続き各社に返済が必要です。

しかし、弁護士・司法書士に依頼した場合、事務所が「返済代行」を行うことが多くあります。その場合、毎月の返済額の合計を事務所に振り込めば、事務所が各債権者へ振り分けて返済するため、実質的に返済窓口を一本化できます。

おまとめローンのメリットと注意点(デメリット)

おまとめローンにはメリットがある一方で、審査に通って借り換えが終わっても、それだけでは借金問題が解決しない多くの注意点があります。

おまとめローンのメリット

おまとめローンのメリット
  • 借金を一本化できるので管理しやすくなり、支払漏れが起こりにくくなる

  • 現状より金利を下げられるケースが多い

  • 月々の返済額が下がる

  • 信用情報に事故情報が登録されない(ブラックリストにならない)

おまとめローンの注意点・デメリット

おまとめローンのデメリットは返済が増えるのと長期化すること
  • 審査が厳しい

おまとめローンにも審査があり、必ず利用できるとは限りません。特に金利が低いローンほど審査は厳しくなります。

消費者金融系など、中には審査が緩いローンもありますが、その場合は金利が年10~15%と高く設定されていることが大半です。

 

  • 返済総額が増えるリスクがある

おまとめローンを利用すると、返済総額が逆に増えることがあります。

たとえ金利が下がっても、返済期間が長期化すれば、支払い続ける利息の総額は大きくなります。

特に、消費者金融のおまとめローンは金利が高めな傾向があり、返済総額が増えやすいため注意が必要です。

 

  • 返済期間が長期化する

おまとめローンは、1社から大きな額を借りるため、返済期間が長く設定されます。 業者や審査によりますが、10年~15年といった長期もあります。

返済期間が長すぎると、以下のような事態を招くおそれがあります。

  • 毎月の負担は減っても、長年にわたり借金から解放されない。
  • 長い返済期間中に、返済が苦しくなったり生活費が不足したりします。
  • 結果、他社から追加で借り入れ、借金がさらに増えてしまう。

これでは、いつまでも借金から抜け出せません。

 

  • 借金が増える可能性がある

これが最大のデメリットであり、失敗例にもつながります。

借金を一本化すると、以前の借入先(A~D社)の枠が空き、「再度借りられる状況」になってしまうためです。

おまとめローンの典型的な失敗例

当事務所にも、おまとめローンに失敗した方がたくさんご相談に来られます。

 

そういった方は多くの場合、もともとの借金額の「倍近く」にまで膨らんでいます

失敗例1:完済した会社から再度借りてしまう

完済した会社から再度借りてしまう

最も多い失敗パターンです。

おまとめローンでせっかく完済しても、完済した会社から「少しだけなら」と再度借りてしまうのです。

 

おまとめローン自体の返済が苦しいために、以前の借入先に手を出してしまう方も少なくありません。これではおまとめローンの返済に加えて新たな借金が増え、状況はさらに悪化します。

完済した会社すべてから再度借り入れをし、借金がおまとめ前の2倍になっているケースも珍しくありません。

具体例

A社、B社、C社からそれぞれ50万円の借金を、X銀行でおまとめローンを利用し150万円借り、3社は完済した。

途中で生活が苦しくなり、A社、B社、C社からまた借りてしまい、結局、借金が300万円に倍増してしまう。

失敗例2:全部の借り換えができず、おまとめが不完全

全部の借り換えができず、おまとめが不完全

おまとめローンの審査に通っても、希望した全額は借りられないケースもあります。

 

たとえば280万円の借金があっても200万円しか借りられず、80万円の借金が残ってしまう場合などです。

これでは借金は一本化できず、結局は「多重債務者」のままとなり、生活はほとんど楽になりません。

 

そして、おまとめにより完済した会社から再度借りてしまい借金を増やしてしまいます。

債務整理(任意整理)のメリットとデメリット

次におまとめローンと比較した場合の、債務整理(任意整理)のメリットとデメリットを解説します。

債務整理(任意整理)のメリット

  • 今後の利息をカットできる

任意整理では多くの場合、今後の利息が全額カットされます。返済総額を大幅に減らせるため、完済のゴールが明確になります。

 

  • これ以上借金が増える心配がない

この後説明するデメリットの影響で、新たな借り入れができなくなります。

これは一見デメリットですが、「借り増しして失敗する」というリスクを防げる大きなメリットとも言えます。

 

  • 誰でも利用しやすい

おまとめローンのような審査はありません。安定収入があれば(パートやアルバイトでも可)、多くの金融機関が交渉に応じてくれます。

債務整理(任意整理)のデメリット

  • ブラックリストに登録される

最大のデメリットは、信用情報に事故情報が登録される(いわゆるブラックリスト状態になる)ことです。完済から5年程度は、新たなローンやクレジットカードの利用ができなくなります。

 

  • 交渉に応じない債権者もいる

ごく一部ですが交渉に応じない会社や、取引期間が短いと厳しい条件になる場合があります。

 

  • 自分で手続きをするのは難しい

プロである債権者と一般の方が対等に交渉するのは困難です。不利な条件にならないよう、弁護士や司法書士などの専門家に依頼するのが一般的です。

比較!おまとめローンと債務整理(任意整理)どちらを選ぶべき?

結局、自分はどちらを選ぶべきなのでしょうか。

両者を比較し、それぞれ向いているケースをまとめます。

おまとめローンと任意整理の比較表

おまとめローン 任意整理
月々の返済額 下がる 下がる
完済までの支払総額 下がるケースと上がるケース 大幅に下がる
利息は下がる? 下がるケースが多い ゼロにしてもらえるように交渉
ブラックになる? ブラックにならない ブラックになる
借り増しのリスク 高い できない

おまとめローンが向いているケース

おまとめローンが向いているケース

以下の条件をすべて満たす人は、おまとめローンを検討しても良いかもしれません。

 

  • 「絶対に借り増ししない」という強い意思がある
  • 家族に監督してもらえるなど、借り増しを防ぐ環境がある
  • 将来的に住宅ローンなど「どうしてもローンやクレジットを利用する必要性」がある
  • おまとめローンの返済計画に無理がない(総支払額が増えすぎない)

 

意思が弱く借り増ししてしまいそうな方、少しでも不安がある方は、おまとめローンを利用すべきではありません。

債務整理(任意整理)が向いているケース

以下に該当する人は、任意整理に向いているといえます。

  • 利息を減免してもらえなければ返済のめどが立たない人
  • おまとめローンの審査に通らなかった人
  • 借り増しの誘惑を断ち切り、根本的に借金を解決したい人
  • ブラックリストに登録されても当面の生活に支障がない人

司法書士法人黒川事務所では、あなたの借金問題を低価格で解決するご支援をしています。相談無料で着手金も不要なので毎月100人ほどご依頼いただいております。お困りであればぜひこの機会にご相談ください。

借金をまとめることに関するよくある質問

ここでは借金をまとめるおまとめローンや任意整理に関するよくある質問を紹介します。

Q. おまとめローン自体も任意整理できますか?

おまとめローンも任意整理は可能です。ただし、通常の任意整理よりも対応は厳しくなる傾向です。

債権者にしてみれば、他社の債務を肩代わりした挙句、任意整理されることになるためです。

債権者によっては「おまとめローン分は任意整理の利息免除に応じない」ということもあります。

Q. おまとめローンで失敗しないためにできることはありますか?

おまとめローンをした場合は、必ず完済したカードを解約しましょう

解約しない限り再度利用できるので、完済時に解約しておけば、借り増しをする心配はありません。

Q. 任意整理後の返済を専門家に一本化するメリットは?

任意整理後の返済を事務所を窓口するメリットは次の3つです。

  • 振り込みが1カ所なので管理が楽になる
  • 債権者から郵便が届かないので家族にバレにくい
  • 完済まで事務所が間に入っているので心強い

まとめ:おまとめローンの失敗リスクより、はじめから債務整理がおすすめ

現実には、おまとめローンを利用しても、借り増しをして失敗してしまう方が非常に多いのが実情です。

おまとめローンに失敗したときの解決策は、結局「債務整理」です。

 

しかし、失敗して借金が倍増した後では、負担の軽い任意整理では解決できず、元本ごと大幅に減額する「個人再生」や、借金をゼロにする「自己破産」といった、より影響の大きな手続きしか選べない可能性が高まります。

 

もしも借金に困ったとき、はじめから「債務整理」を選択していれば、金額が少ないうちに、負担の軽い任意整理だけで解決できる可能性が格段に高まります。

借金問題の根本的な解決を目指すのであれば、おまとめローンでリスクを負うより債務整理(任意整理)の方が効果的といえるでしょう。

 

司法書士法人黒川事務所では、あなたの借金問題を低価格で解決するご支援をしています。相談無料で着手金も不要なので毎月100人ほどご依頼いただいております。お困りであればぜひこの機会にご相談ください。

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自己破産や個人再生は同居家族に内緒ですることは難しい(ただし、別居家族には内緒でできるケースが多い)。

この記事の執筆者

執筆者 司法書士黒川聡史

黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)

東京司法書士会所属:登録番号第4230号

簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号

行政書士(登録番号第19082582号)

ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)

経歴: 平成19年に個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動

著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある

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