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借金200万を完済するのに何年かかる?自力返済のコツと解決方法

借金200万は完済できる?

200万円の借金は自力で返済できるの?」「借金200万は完済まで何年かかるんだろう」といった悩みはありませんか?

 

借金200万円を自力で完済するには、収支の見直しをして返済計画を立て、毎月の返済額を高めに設定する必要があります。

 

この記事では、借金200万の完済シミュレーションをはじめ、自力で返済する方法や返済できない時の解決策についても解説していきます。

この記事を読んでわかること

  • 借金200万円は月3万円の返済では完済に12年以上かかる。月7万円だと3年で完済できる。
  • 借金200万円を自力で返すには、年収600万円が目安になる。
  • 払えない場合の解決策は任意整理が主流。

借金200万円がやばい理由

借金200万円の具体的な返済期間を紹介する前に、客観的に見て「自力返済が可能か」あるいは「司法書士や弁護士に債務整理の相談をする必要があるのか」を確認しましょう。

 

以下の項目に当てはまる数が多いほど、返済困難になる危険性が高くなります。

 

年収が600万円未満である

貸金業法では「年収の3分の1を超える貸付」が原則禁止されています(総量規制)。

借金200万円の場合、年収600万円がひとつの目安になり、下回っていると返済が困難になる可能性が高くなります。

 

毎月の返済額のほとんどが「利息」に消えている

返済しても元金が減っていない場合、このまま返済を継続しても完済は不可能です。

 

借入先が3社以上ある

3社以上の消費者ローン、クレジットカードで借入をしている場合は、多重債務の状態です。

 

返済のために、他社から借り入れをしている

すでに自転車操業の状態であり、いずれ限度額に達して借り入れができなくなり、返済もできなくなるのは時間の問題です。

 

もしこれらに該当する場合、自力返済にこだわると事態が悪化する恐れがあります。後述する解決策も視野に入れてください。

借金200万は完済するのに何年かかる?(シミュレーション)

借金200万を完済するには何年かかるのでしょうか。以下の返済額別にシミュレーションしていきます。

 

3万円返済する場合

5万円返済する場合

7万円返済する場合

10万円返済する場合

元利均等方式、金利15%でシミュレーション)

毎月の返済額 返済期間 利息総額 返済総額 備考
3万円 12年1ヶ月 約232万円 約432万円 低すぎる設定
5万円 4年8ヶ月 約79万円 約279万円 一般的な設定
7万円 3年0ヶ月 約49万円 約249万円 理想的な金額
10万円 2年0ヶ月 約31万円 約231万円 短期完済

3万円返済する場合

200万円の借り入れをして月3万円ずつ返済していく場合、計算上では完済までに12年1ヶ月かかります。

 

借り入れ金額:200万円

月々の返済額:3万円

返済期間:121ヶ月

返済総額:4,326,887

 

ただし、「借金が200万円あっても、月3万円なら返済できそう」と思っても、一般的な消費者金融では毎月の最低返済額が決まっており、3万円だと最低額を下回る可能性が高くなります

 

毎月の最低返済額のことを「約定返済額」といい、約定返済額は借入残高の一定割合と定められています。

 

例えば、大手消費者金融で200万円の借り入れをした場合、最低でも毎月4万円以上の返済が必要となります。

5万円返済する場合

200万円の借り入れをして月5万円ずつ返済していく場合、完済までに4年8ヶ月かかります。支払う利息の総額は約79万円となります。

 

借り入れ金額:200万円

月々の返済額:5万円

返済期間:48ヶ月

 

返済総額:2,789,895

7万円返済する場合

200万円の借り入れをして月7万円ずつ返済していく場合、完済までに3年かかります。支払う利息の総額は約49万円となります。

 

借り入れ金額:200万円

月々の返済額:4万円

返済期間:30ヶ月

 

返済総額:2,489,779

10万円返済する場合

200万円の借り入れをして月10万円ずつ返済していく場合、完済までに2年かかります。支払う利息の総額は約31万円となります。

 

借り入れ金額:200万円

月々の返済額:10万円

返済期間:20ヶ月

 

返済総額:2,315,885

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借金200万を自力で返済するには?

200万円を自力で返済する

シミュレーションのとおり、毎月の返済額が多いほど借金200万を完済するのにかかる期間は短くなります

借金200万を自力で返済するには、以下の項目に取り組みましょう。 

  • 収支の見直しをする
  • 返済計画を立てる
  • 繰り上げ返済をする

収支の見直しをする

借金を自力で返済するには、収支の見直しをして借金の返済可能額を増やすことが大切です。

『毎月の収入ー毎月の支出額=借金返済可能額』なります。

 

収支の見直しをする際は、以下の順序で行いましょう。

 

固定費を見直す

家賃や携帯料金などの固定費は、一度見直しを行うと年間の節約効果が大きくなります。少しでも抑えられるポイントがないか検討しましょう。

 

家計簿をつけて、無駄な支出を減らす

家計簿をつける習慣をつけるだけで、支出が見える化されて無駄な出費を抑えられる可能性があります。

 

収入を増やすことを検討する

返済額を増やすには、支出を減らすだけでは限界があります。転職や副業など、少しでも収入を増やせる方法がないか検討しましょう。

返済計画を立てる

収支の見直しをして返済可能額を増やしたら、次は完済に向けた返済計画を立てましょう。

 

借金の総額や毎月の返済額を把握するだけではなく、「いつまでに完済できるか?」を確認する必要があります。

借金返済のゴールが見えると、自力で返済しやすくなります。

 

完済時期は、以下の借金返済シミュレーションに「借入額」「金利」「返済額」を入力すると簡単に確認できます

また、完済までに支払う総利息も表示されます。

繰り上げ返済をする

繰り上げ返済とは、毎月の返済額とは別にまとまった金額を返済する方法です。

 

収支の見直しで余裕が出てきたら、繰り上げ返済をすることで完済時期を早められます。また、返済期間が短くなるため支払う利息も抑えることができます

 

ただし、無理をして繰り上げ返済に回すと余裕がなくなり、再度借り入れをしてしまう可能性もあります。

給料1ヶ月分程度の貯金を残したうえで、無理のない範囲で繰り上げ返済をしましょう。

「おまとめローン」(慎重に)

借金を一本化する「おまとめローン」を検討する方も多いですが下記の通りデメリットもあるので慎重に検討することが必要です。

  • 必ずしも金利が下がるとは限らない

  • 返済期間が延び、総支払額が増えるケースがある

 

また、おまとめローンで完済した会社から再度借りて借金が短期間で倍になってしまう方もいます。

借金をした原因や家計収支を見直さないかぎり、安易におまとめローンをすると失敗するリスクがあります。

借金200万を返済する際のNG行動

借金返済NG行動

借金200万を返済する際にやってはいけない行動は、以下の3つです。

  • 毎月の返済を新たな借り入れで返す
  • 返済額が少ない
  • ヤミ金業者から借り入れをする

毎月の返済を新たな借り入れで返す

毎月の返済額を新たな借り入れで返す、いわゆる「借金を借金で返す」状態になると、借金が減るどころか雪だるま式に増えていきます

 

例えば、5万円を返済しなければならないところ、残高が足りず他の貸金業者から5万円を借りて返済するとしましょう。

新たに借りた5万円にも利息が発生するため、翌月の返済額は5万円を越えることになり、借金が膨れ上がっていくのです。

 

これを繰り返すと自転車操業状態となり、最終的には借金地獄に陥ってしまいます。

返済額を最低額に設定する

返済シミュレーションのとおり、返済額が少ないといつまで経っても完済できません

 

借金200万円を月5万円ずつ返済していく場合は完済までに48ヶ月かかりますが、月10万円ずつ返済していくと半分以下の2年で完済できます。

 

借金の返済額の内訳は「元金+利息」です。

「毎月の負担を少しでも減らしたい」と思って返済額を少なく設定すると、借り入れ条件によっては返済額の大部分が利息にあてられ、元金がなかなか減らない状況に陥ってしまいます。

ヤミ金業者から借り入れをする

借り入れを繰り返すと、「返済期間内に完済することが難しい」と判断され、正規の貸金業者から借り入れできなくなります。

だからといって違法のヤミ金業者に手を出すのは絶対にNGです。

 

例えば、「低金利・審査なしで融資可能」といったダイレクトメールやネット広告を見て借金をしたところ、期日に返済できない場合に家族や勤務先に対しても非常に厳しい取り立ての電話が何件もかかってくる事例もあります。

 

「審査なしを謳う会社」「実在しない・有名業者を装った会社名」「無登録で貸付を行う業者」「連絡先が携帯電話の会社」等には注意しましょう。

また、ヤミ金業者と知らずに申込みをしてしまった場合は、すぐに警察や専門家に相談する必要があります。

【重要】督促を無視して滞納し続けるリスク

返済が厳しいからといって、連絡を無視し続けるのは危険です。

滞納が続くと、以下の流れで最終的には差し押さえなど強制執行が行われます。

 

  • ブラックリスト

信用情報機関に事故情報が登録され、新たなローンやクレジットカード作成に影響します。

  • 一括請求

残金全額(滞納している期間の遅延損害金も含む)の一括払いを求められる。

  • 裁判所からの通知

裁判所から自宅に支払督促や訴状が届く。

  • 強制執行(差し押さえ)

判決後に給料(手取りの4分の1)や預貯金が差し押さえられる

借金200万が返済できない時の解決策

借金200万の返済がどうしても厳しい場合、債務整理で解決できる可能性があります。

 

債務整理とは、借金の返済が困難になった場合に利息や元本をカットして借金問題を根本的に解決する手続きの総称です。

 

借金の利息をカットしてもらう「任意整理」、利息だけでなく借金の元本も減額できる「個人再生」、借金を全額免除してもらう「自己破産」などの種類があります。

任意整理

任意整理は、弁護士や司法書士が債権者(消費者金融や信販会社)と交渉し、借金の利息をカット(免除や減額)して、60回などの長期分割にしてもらう手続きです。

 

メリット

  • 利息がなくなれば、毎月の返済額が確実に減る
  • 毎月の返済額も下がる(例:月9万円→月4万円など)。
  • 裁判所を通さないため、家族や職場に知られずに手続きできる。
  • 車や家などの財産を残せる。

 

借金の総額が200万円の場合、任意整理を選択するケースがほとんどです。

毎月赤字だった家計が、任意整理によって収入の範囲で生活できるようになります。

個人再生

個人再生とは、裁判所で行う手続きで、借金の一部を返済した上で残りを免除してもらうものです。

 

ただし、借金200万円ではほとんど個人再生は選択されません。

なぜなら、個人再生の最低弁済額(必ず返済しなければならない借金の一部の最低額)が100万円であるからです。

 

その他にも、専門家や裁判所の費用が別で60万円程かかります。手続きも煩雑であることから、借金200万円の個人再生の効果は薄いといえます。

自己破産

自己破産とは、裁判所に支払い不能を申し立て、借金を免除してもらう手続きのことです。

 

日本弁護士連合会が2020年に発表した「破産事件及び個人再生事件記録調査」によると、自己破産を申し立てた人の借金額は、300万円未満の割合が3分の1を超えています。

 

高額な財産(住宅や車など)は処分の対象になりますが、自己破産をすることで借金が0になり新たなスタートをきることができます。

まとめ

この記事では、借金200万の完済シミュレーションをはじめ、自力で返済する方法や返済できない時の解決策について解説しました。

 

ポイントは以下の3つです。

  • 借金200万円を完済するには2年〜5年ほどかかる。毎月の返済額を増やせば返済期間が短くなり、支払う利息も抑えられる
  • 借金200万円を自力で返済するには、収支の見直しをして返済計画を立てることが大切。見直しをして余裕が出てきたら、繰り上げ返済することで早く完済できる
  • 借金200万円の返済ができない時は債務整理を検討する。

 

当事務所では、業界トップクラスの低料金で借金返済問題解決のサポートをします。お気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

執筆者 司法書士黒川聡史

黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)

東京司法書士会所属:登録番号第4230号

簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号

行政書士(登録番号第19082582号)

ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)

経歴: 平成19年に個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動

著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある

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