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「毎月の返済が苦しい…」「返しても返しても、元金が減らない…」
借金問題のご相談を受けていると、このようなお悩みを頻繁に耳にします。
実は、借金を早く完済するためには、ただ闇雲に返済するのではなく、「正しい返済の仕方」があります。
この記事では、司法書士兼ファイナンシャルプランナーの視点から、借金を早く返すための具体的な「5つのコツ」と、状況を悪化させないために「絶対にやってはいけない2つのこと」を解説します。
この記事を読んでわかること
●利息だけ返済している典型例
(50万円を利息18%で借りている場合)
15,000円返済すると元金7,500円:利息7,500円が内訳です。
返済後は50万円から元金返済分7,500円が減って492,500円になります。
もし毎月7,500円しか返済していないと、計算上、永遠に借金を返済し続けることになります。
また、15,000円返済しても、再度7,500円借りてしまうと、結局は利息だけ返済しているのと同じことになります。
収入ー支出=返済可能額
収入から支出を引くと借金の返済に充てられる最大の金額(返済可能額)がわかります。
現在の借金やリボ払いなどの月々の返済額が【返済可能額】に収まっていれば問題ありませんが、オーバーしていたら、毎月の収支は赤字になっています。
継続的な赤字は、すでに多重債務や自転車操業の状態にあると言えます。
この場合は、下記で説明する債務整理について早急に検討してください。
繰り上げ返済の効果(具体例)
借入50万円(金利18%)を、月1万5,000円ずつ返済する場合のシミュレーションです。
途中で「5万円」を繰り上げ返済すると、大きな効果があります。
通常通り返済した場合
返済回数:47回
支払総額:約70万円(うち利息 20万円)
10回目に「5万円」繰り上げ返済した場合
返済回数:42回
支払総額:約65万円(うち利息 15万円)
結果
返済期間が短縮され、約5万円の利息軽減効果があります。
じつは、自分の借りている金利を答えられない方が多くいます。
利息とは、いわば「お金の値段」です。 金利を知らずにお金を借りるのは、値札を見ずに買い物をするのと同じです。
例えば、50万円を借りる場合。金利込みで「80万円」払うのか、「90万円」払うのか。借りた金額は同じでも、返済総額は大きく変わります。
金利を見直すだけでも、借金完済は早まります。ただし、金利が安いほど審査は厳しくなる点には注意が必要です。
| 借入額(毎月返済額)|金利 | 5% | 10% | 15% | 18% |
|---|---|---|---|---|
| 30万円(毎月8,000円返済) | 33万円 | 36万円 | 41万円 | 45万円 |
| 50万円(毎月12,000円返済) | 55万円 | 62万円 | 71万円 | 79万円 |
| 90万円(毎月21,000円返済) | 100万円 | 112万円 | 130万円 | 145万円 |
| 90万円(毎月30,000円返済) | 97万円 | 104万円 | 114万円 | 121万円 |
司法書士法人黒川事務所では、あなたの借金問題を低価格で解決するご支援をしています。相談無料で着手金も不要なので毎月100人ほどご依頼いただいております。お困りであればぜひこの機会にご相談ください。
「金利が高いなら、銀行などの低金利ローンに借り換えればいいのでは?」「複数社あるなら、おまとめローンが良いのでは?」
そうお考えの方も多いでしょう。
確かに、金利の低いローンへの借り換えや一本化(おまとめ)ができれば、利息負担は軽くなります。
しかし、現実には以下の点に注意が必要です。
また、今後借金をしないという意志が弱い人は「完済した会社から再度借り入れをしてしまい、債務を逆に増やしてしまう」ケースも見受けられます。
根本的な部分(借入理由や生活状況)も見直さなければ、再び多重債務に陥るリスクがあるため注意が必要です。
家計の見直しや繰り上げ返済をしても、どうしても追いつかない、そういった場合、「親や家族に正直に打ち明けて相談する」というのも一つの解決策です。
家族への相談には、単に「お金を借りる」以上の意味があります。
援助は無理でも「理解や協力」が得られる
「親も余裕がないから援助は無理」という場合でも、相談するメリットはあります。
「通帳を管理してもらう、カードを預かってもらう」など、物理的にお金を使えない環境を家族に作ってもらうことで、返済に集中できます。
また、事情を知ってもらうことで、節約に協力してもらったり、「なんで外食しないの?」といった誘いを断るストレスから解放されたりします。
同居している場合などは、一人で頑張るよりも、家族の協力を得ることで完済への確率は高まります。
【要注意】家族の援助で完済した場合の「再借入リスク」
家族の援助で借金を一括返済できたとしても、その後に親に返済をするケースでは、結局生活が苦しくなり、再度借金をしてしまう方も多くいらっしゃいます。
家族の援助を受ける際は、クレジットカードやローンカードは解約し、借り入れができない状況を作ることが不可欠です。
どうしても家族に内緒にしたい
「家族にだけは絶対に知られたくない」「関係が悪化するのが怖い」 そういった事情がある方も多いでしょう。
その場合は、無理に家族に話す必要はありません。
家族に内緒で解決したい場合こそ、次に解説する「専門家による債務整理」が有効です。
弁護士や司法書士が間に入ることで、家族や職場に知られることなく、借金を整理できる手続きがあります。
債務整理とは、借金問題を解決するための手続きの総称です。
一般的によく利用される債務整理の方法には以下の3種類があります。
債務整理の手続きの依頼中は、債権者からの督促もストップしますので、安心して生活を立て直すことが可能です。
任意整理は、弁護士や司法書士が相手方と話し合い「今後の利息カット」「長期分割払い」「返済額の減額」などの交渉をします。
これにより、毎月の返済負担を軽減できます。
次のような人は任意整理が向いています。
個人再生は、裁判所を利用して借金を約5分の1まで減額してもらい、借金返済を大幅に楽にすることができます。
元金の返済を減額できない任意整理よりも返済を楽にすることが可能です。
次のような人は個人再生が向いています。
自己破産は、裁判所に申し立てて借金返済を免除してもらう手続きです。
高額な財産が処分の対象になるというデメリットもありますが、手続後は借金の返済をしなくてよくなるため借金問題を一度に解決することができます。
次のような人は自己破産が向いています。
黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)
東京司法書士会所属:登録番号第4230号
簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号
行政書士(登録番号第19082582号)
ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)
経歴: 平成19年に個人事務所を開業。債務整理を中心に12,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動
著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある
企業理念は『あなたの借金問題解決を低料金でサポートしたい!』です。
業界トップクラスの低料金であなたの借金問題解決を全力でサポートします!
司法書士法人黒川事務所
代表者 黒川聡史
東京司法書士会所属
簡裁代理権法務大臣認定
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