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督促状を無視するとやばい?正しい対処方法を紹介

督促状を無視するとどうなる

借金の返済や税金の納付などが遅れていると、督促状のハガキが届きます。

督促状を無視すると、どのようなリスクがあるのでしょうか?

 

実は督促状に法的な効力はありません。しかし、督促状を無視していると、家や職場に電話がかかってきたり、裁判所から訴状や支払督促が届いたりする可能性もあるため対応は必須です。

 

本記事では、督促状の役割や無視するリスク、督促状が届いた場合の適切な対処方法を分かりやすく解説します。

この記事を読んでわかること

  • 督促状を無視すると裁判になり、その後に差し押さえのリスクがある
  • 滞納が5年未満なら返済方法について交渉する
  • 滞納が5年以上なら時効の手続きをする

督促状を無視するとどうなる?

まず、督促状を無視すればどうなるかについて解説します。

借金を期限までに返済しなかった場合、債権者から督促状が送られてきます。督促状を放置すると、どんどん事態が深刻化して、以下のような事態になるため注意しましょう。

 

  • 家や職場に電話がかかってくる

  • 催告書が送られてくる

  • 信用情報機関に事故情報が登録される

  • 遅延損害金が発生する

  • 連帯保証人に支払いの請求が行われる

  • 裁判所から訴状や支払督促が送られてくる

  • 財産の差し押さえが行われる

 

督促状を無視したときに起こることやリスクを詳しく解説します。

家や職場に電話がかかってくる

電話で催促

督促状を無視していると、家や職場に督促の電話がかかってくる可能性があります。

 

まずは携帯電話や家の固定電話に連絡がありますが、電話に出ないと職場にかかってくることもあります。

 

通常、借金については債務者本人以外に知らせることはありません

しかし、何度も家や職場に電話がかかってくると、借金をしていることが家族や同僚に知られてしまうリスクがあります。

 

電話口できちんと返済の意思を伝えれば、相手から返済金額や返済期限を伝えられて、それ以降は督促の電話もなくなります(期限までに支払えば)。

催告書が送られてくる

督促状

督促状や督促の電話に反応しないと、支払いの意思がないとみなされ、催告書が送られてきます。

 

催告書は督促状と類似していますが、法的手段に移る前の最終警告の意味で送付しているケースもあります。

 

例えば、催告書には「このまま返済しない場合は、法的手段をとる」といった内容の文言があり、督促状よりも言葉遣いが全体的に厳しいのが特徴です。

 

催告書を無視した場合、訴訟や支払督促などの法的手続きが行われるため、届いた段階ですぐに対処する必要があります。

催告書には、民法第150条の規定により、借金の時効(消滅時効)を6カ月延長させる効果もあります(この場合は、債権者が催告を行った事実を客観的に証明するため、内容証明郵便を利用することが一般的です)。

信用情報機関に事故情報が登録される

事故情報が登録される

督促状を無視する大きなデメリットの一つが、信用情報機関に事故情報が登録されることです。

 

事故情報が登録された場合、新規の借り入れやクレジットカードの利用ができなくなります。

 

日本にはCIC、JICC、KSCの3つの信用情報機関があります。

信用情報機関

加入者

CIC

クレジットカードなど信販系の会社がメイン

JICC

消費者金融がメイン

KSC

銀行、信用金庫、信用組合

 

事故情報は3機関で共有されているので、事故情報が登録されてしまうと、住宅ローンの審査などにも影響を及ぼします。

 

60日~90日程度滞納をすると信用情報機関に事故情報が登録さます。

借金を返済しても事故情報は残るため、督促状が届いたらなるべく早く対応しましょう。

遅延損害金が発生する

消費者金融やクレジットカード会社など、貸金業者から借り入れをしている場合、期日までに返済を行わないと遅延損害金が発生します。

 

消費者金融などの借金の遅延損害金の上限利率は年20%です。

(クレジットカードのショッピングリボ払いなどは14.6%が上限)

 

遅延損害金は、返済期限から1日でも過ぎた時点で発生します。督促状を無視し続けると、遅延損害金がどんどん加算されていくため、支払いが可能な場合はすぐに返済を行ってください。

 

例えば、50万円に対して遅延損害金20%の場合、100日間延滞していると50万円×20%÷365×100=27,397円の遅延損害金が付加されています。

連帯保証人(いる場合)に支払いの請求が行われる

督促状を無視すると、連帯保証人を付けている場合は連帯保証人に支払いの請求が行われます。

 

連帯保証人は、借金をした本人(主債務者)とともに、借金を返済する義務を負った人のことです。

裁判所から訴状や支払督促が送られてくる

督促状や催告書を無視した場合、裁判所で裁判の手続き(通常訴訟や支払督促)が行われ、書類が送られてくる可能性があります。

 

支払督促を受け取ったら、2週間以内に異議申立書を作成し、異議申立てをしなければなりません。

訴状を受け取ったら、裁判期日までに答弁書を作成し、相手と裁判所に提出しなければなりません。

 

異議申立てや答弁書を提出しない場合は、争わず内容を事実と認めたものと扱われ、債権者の請求どおりに判決が下されます。

財産の差し押さえが行われる

裁判所での手続きが終わり判決等を取得されると、財産の差押えができるようになります。

 

対象となるのは預貯金や給与が多いですが、動産差押と言って裁判所の執行官が自宅に差押にくるケースもあります。

税金等の督促状を無視していると

住民税など税金の納付が遅れている場合、裁判の手続きを経ずに財産の差し押さえが行われる可能性もあります。

 

もちろん税金の納付期限が過ぎると、すぐに差し押さえというわけではなく、督促状が送付されてきたり、電話等で督促されたりしますが、それでも無視していると、訪問して徴収や給料の差押えがされる可能性があります。

 

そうなるまえに早めに話し合いをして分割払いなどのお願いをしましょう。

そもそも督促状はなぜ送られる?

督促状の内容

督促状の役割は、債権者が債務者に対し支払いを催促することです。

 

督促状が送られてくるケースは、2つあります。

  • 返済期限までに支払いが行われていない

  • 口座残高が不足し、期日までの引き落としが行われていない

届いた督促状には、請求金額や支払期限、振り込み先などが記載されているため、案内に沿って支払いを済ませる必要があります。

 

ただし、督促状そのものに法的な拘束力はありません。督促状はあくまでも「借金を早めに返済してください」または「支払ってください」といった、返済や支払いを促す内容が書かれています。

 

しかし、督促状を無視し続けると、前述のとおりさまざまなリスクを抱えることになるため、なるべく早めに対処しましょう。

督促状が届いたときの正しい対処方法

督促状が届いたときの正しい対処方法についても解説します。

 

前述のとおり、督促状を放置や無視をしていると、事故情報の登録や遅延損害金の発生や連帯保証人への請求などさまざまなリスクがあります。

 

ただし、なかには時効で支払い義務を無くせるものだったり、そもそも架空請求だったりするかもしれません

 

督促状が届いたら、以下の3つの方法で正しく対処しましょう。

  • まずは架空請求でないか確認する

  • 借金の時効が成立していないか確認する

  • 上記2つに該当しない場合は返済する

まずは架空請求でないか確認する

架空請求を疑う

督促状が届いたら、架空請求でないか確認することが大切です。

 

国民生活センターによると、利用した覚えがない架空の請求を受けていたり、訴訟ハガキが届いたものの心当たりがないなど架空請求に関する相談が増えています。

https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/kaku-seikyu.html

 

架空請求の手口の中には、督促状を装ったものもあります。督促状に身に覚えがない場合は、まず架空請求でないか確認してください。

 

ただし、督促状に記載されている電話番号やメールアドレスに連絡をするのはやめましょう。

架空請求が疑われる場合は、まず消費生活センターか、インターネットで検索して調べるなどしましょう。

借金の時効が成立していないか確認する

時効かどうか確認

借金の時効が成立していないかどうかも確認しましょう。

 

借金や借り入れなどの債務には、消滅時効という制度があるため、場合によっては返済義務が消滅しているかもしれません。

 

例えば、貸金業者にお金を借りてから、支払せずに5年以上経過した場合、時効が成立する可能性があります。

 

借金の時効を主張する場合は、時効援用の手続きをすることで、借金の支払い義務から逃れられます

時効援用とは、時効を主張するという意思を相手に表明することです。

 

債権者に対して時効援用の手続きを行っうことで時効は成立するため、放置しておけば勝手に時効になるわけではありません

上記2つに該当しない場合は返済する

支払い義務あり

架空請求でもなく、時効も成立しない場合は返済する必要があります。

 

借金の返済が可能な場合は、督促状に記載された期限までに支払いを済ませましょう。

消費者金融やクレジットカード会社などから借りている場合は、遅延損害金が発生するため、支払いが遅れるほど返済総額も増加します。

 

借金の返済が難しい場合でも、なるべく早めに債権者に連絡しましょう。

債権者との話し合いの末、返済期限の延期や、借金の分割払いなどが認められる可能性もあります。

自分で対応できない場合は債務整理を検討する

弁護士や司法書士などの専門家に相談

自分で督促状に対応するのが難しいときに弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。

 

専門家と相談しながら、債務整理の手続きを行って、借金の返済額を減らしたり、返済義務を免除してもらったりすることが可能です。

債務整理の手続きは以下の3種類
任意整理

債権者と直接交渉して利息の減免や返済金額や期限を見直す手続き。

裁判所を通さないため、手続きが比較的シンプル。また、交渉する債権者を選べるため、特定のローンだけを整理したい方に向いています。

個人再生

裁判所に申立て、債務の減額(概ね5分の1)を受けつつ、3年間の分割で返済する手続き。住宅ローン特則を利用すれば、マイホームを手放さずに済む場合もあります。

自己破産 裁判所の手続きを通じて、税金などの一部を除く借金を原則すべて免除してもらう手続き。

任意整理

任意整理は今後発生する利息をカットして返済をするという手続きです。

長期間延滞してからの手続きの場合は、元金だけでなく既に発生している遅延損害金も支払う必要があることに注意する必要があります

 

任意整理のメリットは、同居している家族に内緒で手続きができること、債権者を選べるため保証人がいる借金を除外できることです。

個人再生

長期間滞納して遅延損害金で債務が大幅に増えている場合で、任意整理では解決が難しい場合は法的整理での解決を検討します。

 

個人再生は、任意整理でも解決が難しく自己破産できないという方が多く選ばれる手続きで、債務をおおよそ5分の1に減額して、3年で返済する手続です。

 

住宅ローン特則を利用すれば、住宅ローンはそのまま返済し、それ以外の債務を圧縮することができるため、マイホームを残すことができるのが最大の特徴です。

自己破産

自己破産は、裁判所を利用した手続きで、借金などの債務を全額免除(免責)してもらう手続きです。

 

高額な財産(20万円以上の財産が目安)があれば処分の対象になりますが、それ以下の財産や生活に必要な家財道具が処分されることはありません。

 

ただし、職業的に資格制限がある方(不動産業、保険業、警備業関係の職種や資格など)は、手続き期間中に職を失う可能性があるため、他の解決法も検討することになります。

司法書士法人黒川事務所では、あなたの借金問題を低価格で解決するご支援をしています。相談無料で着手金も不要なので毎月100人ほどご依頼いただいております。お困りであればぜひこの機会にご相談ください。

(まとめ)督促状を無視するリスクを理解して早めに対処しよう

督促状を無視すると、家や職場に電話がかかってきたり、裁判で請求されたり、最終的には給料の差押などにつながる可能性もあります。

督促状が届いたらなるべく迅速に対処しましょう。

 

しかし、督促状が届いたときでも、借金が時効になるケースや架空請求などの詐欺の可能性もあるため、督促状の内容をしっかりと確認しましょう。

 

自分で督促状に対応できない場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。

債務整理の手続きを行えば、借金の返済額を抑えることも可能です。

 

当事務所では、業界トップクラスの低料金で借金返済問題解決のサポートをします。お気軽にご相談ください。

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この記事の執筆者

執筆者 司法書士黒川聡史

黒川聡史(司法書士法人黒川事務所 代表司法書士)

東京司法書士会所属:登録番号第4230号

簡裁代理権認定司法書士:法務大臣認定第501067号

行政書士(登録番号第19082582号)

ファイナンシャルプランナー(CFP®:1級FP技能士)

経歴: 平成19年に個人事務所を開業。債務整理を中心に15,000人以上の依頼者を解決。現在は事務所を法人化して活動

著書に『借金の不安が楽になるお金の話』『FPに知ってほしい借金の話』がある

司法書士法人黒川事務所が選ばれる理由

司法書士法人黒川事務所は、債務整理(任意整理・時効援用)などを専門に扱う司法書士事務所です。これまでに19年以上の実績があり15,000人以上を解決に導きました。

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